当院で使用する主な材料

金属鋳造冠(きんぞくちゅうぞうかん)
金属鋳造冠
金属鋳造冠
金属鋳造冠
金属鋳造冠 断面

金属で鋳造した補綴物は、とても丈夫で、壊れにくい特徴があることから、歯冠補綴の素材として極めて優れていると言えます。また、加工がしやすく、咬み合わせの微妙な調整も、ほかの補綴物に比べると、随分しやすくなっています。800〜900Mpaという天然歯の倍ほどの硬さを持っているため、噛んだ振動が歯に伝わり、歯根への負荷がかかることがあります。また、その比重の大きさによって、歯を支えている歯根膜に重さがかかり、歯根膜が痛みやすいといったマイナス面も挙げられます。ごくまれに、金属アレルギーの原因になることもありますので、気をつけて設計をしていく必要のある素材でもあります。金属の色がそのまま出るので、お口を開けたときにキラリと光るのが気になるという声も聞かれます。経年による金属の溶け出しによる歯ぐきや歯の変色の可能性もあります。審美性が求められる前歯や犬歯、小臼歯には用いません。
保険診療 金パラジウム銀合金(保証期間2年、インレーは保険期間なし)
※料金等はお問い合わせください

硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠 断面

硬質レジン前装鋳造冠は、金属をベースに、硬質レジンという白いプラスチックを表面に接着することで、強さと審美性の両方を兼ね備えたものになっています。保険適用のものですが、金属の種類や治療の部位などによって適用条件が限られていますので、保険のきまりで装着できない場合もあります。
保険診療  金パラジウム銀合金 前歯、犬歯のみ(保証期間2年)
保険外診療 クラウン(冠)
※料金等はお問い合わせください

硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠 断面

金属をベースに用いないで、その素材だけで補綴する冠が作られているものを、「ジャケット冠」と呼びます。硬質レジンというのは、MMA(メチルメタクリレート)に金属微粒粉末であるフィラーをカップリングすることにより、強度を向上させた有機系築造材料です。わかりやすく言えば、金属の粉が入っているプラスチック。異なった色調を何層も重ね合わせることにより、より自然な歯に近い質感を再現することができます。強さは金属より劣ります(100Mpa)、審美性の高さやそれ自体の軽さ、また保険適用によるコストパフォーマンスの高さがあり、費用をかけずに金属を避けたい、消耗や変色は気にしないという患者さまが選択されることが多いです。白い歯がまた、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。保険適用には大臼歯は含まれず、前歯、犬歯、小臼歯に限られます。硬質レジンジャケット冠は大臼歯の咬合力に耐えられるほどの強度はなく、もし使用する場合でも、歯周病などで強い咬合力を与えてはいけない歯のみに限定されています。
保険診療(保証期間2年)/保険外診療  クラウン(冠)
※料金等はお問い合わせください

CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット 断面

HYBRIDコンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」で歯の形に削り出して作製します。硬質レジンジャケット冠に比べて、しなやかで強度が高いことが特徴です。(120Mpa)また、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。弾性が強いため、歯との接着が弱いことから、特殊な強力接着剤を用いて接着をします。

ハイブリッドセラミック冠
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミック インレー窩洞形成
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミック インレー

ハイブリッドセラミックに使われているのは、セラミックとMFR(マイクロフィラーレジン)を混合した築造素材です。セラミックの強度とレジン(プラスチック)のしなやかさを併せ持っていることが特徴。(100〜200Mpa)松風社の「セラマージュ」、クラレ社の「エステニアC&B」などまた、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。

ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠 断面

ジルコニアは、二酸化ジルコニウムが主成分のセラミックの一種。金属と同等の強度(900Mpa)にもかかわらず、金属に勝る審美性を持ち合わせているのが特徴です。コンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」で、ブロック状のものを歯の形に削り出したものを使用。材料には、デンツプライ社の「セルコン」を使います。現段階では、ジルコニア単体は白いのですが、透明感はなく、そのままの状態では歯の質感を再現することが難しいので、表面に「IPS e.max セラム」というセラミックを築造します。「高透光性ジルコニア」という、単体でも質感の高い製品が開発されたため、強度の面からも審美性も面からも、最高の歯冠素材といえます。
保険外診療 クラウン(冠)(保証期間4年)
※料金等はお問い合わせください

オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠 断面

オールセラミックジャケット冠に使用しているものは、イボクラール・ビバデント社が開発した「IPS e.max プレス」というセラミックですが、これは、極めて高い審美性が特徴です。「IPS e.max プレス」は、二ケイ酸リチウムガラスセラミックスのインゴット(かたまり)で、コンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」を用いて歯の形に削り出します。この方法で作製したものは、従来のセラミックを築造する方法で作製したものに比べて、強度がかなり高くなります。(400Mpa)
保険外診療 大臼歯(保証期間4年)※料金等はお問い合わせください