矯正歯科治療はなぜ必要か?

歯並びが悪い現代の子どもたち
「最近の子どもはあごが細い、噛む力が弱くなっている」

という話を耳にしたことはありませんか? 噛む力が弱くなってあごが発達せず細いままでいると、正しい位置に歯が生えず歯並び・噛み合わせが悪くなってしまいます。昔では起こり得なかった問題が現代の子供たちの口に起こっているのです。

噛まない⇒あごが発達しない⇒歯並び・噛み合わせ悪化!矯正歯科治療はなぜ必要か?
お子様のお口をよく見てみて下さい。歯の形は成長に合わせてV字からU字に変化していきます。それは、噛むことによって、顎が鍛えられるから。
あごが発達せず、細いまま――。

最近の食生活は変化し、子供たちはハンバーグやグラタンなどのやわらかい食べ物が多くなりました。やわらかい食べ物は噛む回数が少ないので、あまり噛まなくなり、あごが鍛えられません。

本来、乳歯が抜けて一回り大きな永久歯に生え替わる時期には、あごが鍛えられて大きく成長していなければなりません。けれどやわらかい物ばかり食べていると歯並びに影響を与える大切な部分「あご」が発達せず、永久歯が生えてきても十分なスペースが足りなくなってしまうのです。狭いスペースにスペース以上の大きさの永久歯が乱れて生えてきます。

そう、歯並びが悪くなるのはこんな素朴な原因からなのです。細くてシャープなあごは一見スマートな印象です。しかし細すぎるあごは歯並びの悪化を招き、次のようなさまざまな弊害をもたらしてしまうのです......。

<歯並び・噛み合わせが悪いと起こる弊害>
・乱れた歯並びは歯磨きがしづらく、むし歯や歯周病になりやすくなる
・舌の位置がずれてスムーズな発音がしづらくなる
・きちんと噛み合わせることができず、食べ物をよく噛めなくなる
・よく噛めなくなるとあごや肩の筋肉バランスが崩れ、肩こりや頭痛が起きたり姿勢が悪くなったりする
・歯並びの見た目がコンプレックスとなり、思い切り笑えなくなったり元気がなくなったりする

歯並びの乱れは口の中だけの問題ではありません。全身の発育や健康、そして心にまで悪影響を及ぼすのです。子供の一生を左右する歯並びの問題、なるべく早い時期に解消してあげましょう。

そのために現在では子供の矯正歯科があるのです。むし歯だけでなく、将来のお子様の歯の健康を守るのもお父さん、お母さんの大切な役目です。

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